28回生の出雲昌樹と申します。研修医を終え、循環器内科に入局させて頂き11年の月日が経過いたしました。この度、第一回同門会賞という栄えある賞を頂き心から嬉しく思っております。今までご指導くださった先生方、そして医局やハートセンターの礎を築いてこられた多くの諸先輩先生方、そしていつも支えてくれる仲間のお陰と大変感謝しております。私は現在、心エコー図を中心に臨床・研究・教育をさせて頂いております。心エコー図はダイナミックな心臓の動きや血行動態をリアルタイムに、かつ非侵襲的に評価することのできる唯一のモダリティーであります。また大学病院や市中病院などの大病院だけではなく、クリニックにも常備可能な装置であり、内科医師として生涯を通して扱うことのできる臨床ツールであります。心エコー図学が聖マリアンナ医科大学循環器内科医局において少しでも繁栄し、今目の前にいる患者のみならず、明日から出会う患者へもお役に立てるよう、これからも臨床・研究・教育に日々精進して参りたいと思っております。今後ともご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。