循環器内科に入局したレジデントの声

自分は研修医1年目の12月-1月聖マリアンナ医大病院本院と2年目の8-9月に川崎市立多摩病院の循環器内科をローテートしました。12月-1月は循環器疾患が増加する時期で、研修医1年目としては一般的な手技を習得する最中でしたので、手技を学ぶ機会は多く、沢山勉強させて頂きました。同時に病棟管理を任されるようになりましたが、循環器疾患には今までの一般内科の知識だけでは通用しませんでした。そんな中で、心エコーを当てて病態把握をしていた先生方をみて、これはすごいと思いました。研修医であることの強みは患者さんへ何度も会いに行けることだと考えていたので、ベッドサイドでの検査が可能で、何度も行うことが出来る非侵襲的な検査である心エコーは自分にはぴったりでした。本院には心エコーを専門にしている先生も多く、何度も教えて頂きました。上の先生を深夜0時呼び出してCCUの患者さんに心エコーを一緒に当ててもらったことは今でもお礼を言いたいです。研修医2年目の多摩病院では、本院と違い高齢者心不全が多いことや完全初診で若年心不全患者が来院するなど地域病院としての側面も学べたことや、心臓外科がないこと等から一般病院での循環器診療の現実・限界を知れました。最後に、正直なところ循環器研修中に自分が精神的に息切れする時はありました。しかし、循環器疾患の多くは患者さんの症状を改善することが可能で、それに対し患者さんも信頼してくれました。その信頼に応えたいと思いながら研修生活を送れて、精神的な支柱にもなりました。その支柱を支えてくれた指導医の先生方、大変感謝しています。ありがとうございました。

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