榊原記念病院への国内留学経験

2016年4月から2017年3月までの1年間、榊原記念病院に心臓リハビリの勉強のために国内留学をさせて頂きました。榊原記念病院は、元は東京都渋谷区代々木に開院した循環器の専門病院ですが、2003年に建物の老朽化等の関係で現在の東京都府中市に移転しており、聖マリアンナ医科大学からは車で40分ほどの距離にあります。同院は心臓リハビリ専属での研修が可能であったことから、リハビリに関する臨床・研究の双方を特化して学ぶことが出来ました。特に外来リハビリに関しては、2016年実績で約400例と症例数が非常に多く、導入から終了までを系統立てて勉強する良い機会となりました。また、他の部署への出入りも自由であったことから、エコーや手術、TAVIの検討会にも参加出来たことも良い経験となりました。

我々の医局では、国内外への留学に対して非常に理解があり、毎年複数名が留学を行っています。自分がその機会を頂ける場合、何処で何を学ぶことが良いか考えた時に、自分は心臓リハビリ(特に外来リハビリ)の臨床経験を積みたいということを最優先で考え、また、子供が幼い状況で自宅からの通勤が可能であったこともあり、決断に至りました。

循環器内科医としてのキャリアを積むうえで、違った環境や違った目線で医療を行うことはとても良い経験となり、充実した一年を過ごすことが出来ました。

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